猫との暮らし・成長記録

保護猫との暮らしは、日々少しずつ変化していきます。
最初は緊張していた猫が、甘えるようになったり、
思わぬ癖や個性が見えてくることもあります。

このページでは、保護猫との日常や成長の変化について、シオンとの暮らしの中で経験した、
慣れるまでの期間、成長記録、そしてよくある悩みと解決法を、実体験を交えながら紹介しています。

「これって普通?」「うちの子だけ?」
と感じやすい行動や成長の過程を知ることで、
不安を減らし、猫との距離をゆっくり縮めることができます。

正解はひとつではありません。
一例として、気軽に読んでください。


慣れるまでの期間:猫によって違う

一般的に言われること

保護猫についてよく言われるのが、以下のようなことです。

  • 保護猫は警戒心が強い
  • 慣れるまで最低でも1週間〜1ヶ月かかる
  • 最初は隠れて出てこない
  • 飼い主に心を開くまで時間がかかる

これは確かに多くの保護猫に当てはまります。

新しい環境に連れてこられた猫は、不安と緊張でいっぱい。隠れて出てこないのは、自分を守るための正常な反応です。


シオンの場合:「慣れるまで時間がかかる」とは限らない

シオンは、全くこれに当てはまりませんでした。

お迎え初日:

  • キャリーバッグから出て、ケージでご飯とトイレを即完了(こちらはびっくり!)
  • ケージに入れても、すぐに「出して」アピール
  • 隠れることなく、好奇心旺盛に動き回る
  • ご飯を食べてトイレを済ませて一通り探索を済ませたのち寝落ち(へそ天)

2日目:

  • 朝から元気いっぱい
  • 目やにがひどくて病院に行くと先生からもスタッフさんからも人慣れバツグンと太鼓判
  • 同居人の膝の上に乗ってくる
  • ご飯を食べながら寝落ち

3日目:

  • もう完全に家族の一員
  • 名前を呼ぶと走ってくる
  • 甘えん坊全開

📖 詳しくはこちら: 第5話:警戒ゼロ?お迎え初日から爆走する子猫


なぜシオンは警戒しなかったのか?

考えられる理由:

  1. 保護主さんのもとで人間に慣れていた
    • 生後すぐから人間と暮らしていた
    • ミルクが飲めなくてミルボラさんに育てられていた
    • 保護主さん家族に可愛がられていた
  2. もともと人懐っこい性格
    • 猫にも個性がある
    • シオンは好奇心旺盛で、怖いもの知らず
  3. 子猫だった
    • 子猫は適応力が高い
    • 成猫よりも環境に慣れやすい

💡 大切なこと: 保護猫が必ずしも「警戒心が強い」「慣れるまで時間がかかる」とは限りません。

シオンのように、初日から全開モードの子もいます。


慣れるまでに時間がかかる猫の場合

もちろん、多くの保護猫は、環境に慣れるまで時間がかかります。

警戒している猫のサイン:

  • ずっと隠れている
  • 近づくと逃げる、威嚇する(シャーと鳴く)
  • 食事やトイレを人前でしない
  • じっと固まって動かない

慣れてきたサイン:

  • 隠れる時間が短くなる
  • 飼い主の近くに来るようになる
  • 食事を人前で食べる
  • 遊びに反応する
  • 鳴き声を出すようになる

慣れるまでにできること:

  • 無理に触ろうとしない
  • 大きな音を立てない
  • 静かな環境を作る
  • おやつやおもちゃで誘う
  • 猫のペースに合わせる

💡 焦らないこと: 慣れるまでの期間は、猫によって様々です。 1週間で慣れる子もいれば、1ヶ月、3ヶ月かかる子もいます。

焦らず、猫のペースに合わせてあげてください。


成長記録:保護猫の子猫の成長

シオンをお迎えしてから、どのように成長したかを記録しています。

体重の変化

時期月齢体重
お迎え時生後2ヶ月半1.2kg
1ヶ月後生後3ヶ月半約2.0kg
2ヶ月後生後4ヶ月半約2.5kg
3ヶ月後(去勢前)生後5ヶ月半2.9kg
6ヶ月後(現在)生後約8ヶ月約3.5kg

💡 子猫の成長の目安:

  • 生後3ヶ月:1.2〜1.8kg
  • 生後6ヶ月:2.5〜3.5kg
  • 生後12ヶ月:3.5〜5.0kg(成猫の体重)

個体差や猫種によって差が大きいので、あくまで目安です。獣医と相談しながら、適正体重を保ちましょう。

💡 「約」をつける理由: シオンは保護猫のため、正確な誕生日がわかりません。そのため月齢は「約」としています。

📖 詳しくはこちら: 第6話:成長記録


印象的なエピソード

犬歯が抜けた朝: 生後5ヶ月頃、シオンの犬歯が抜けました。

見つけたのはお迎えしてからちょうど3ヶ月の日で、小さな白い歯が落ちていて、「シオンがくれたプレゼント?」と感動。

子猫は生後3〜6ヶ月で乳歯から永久歯に生え変わります。

「おはよー」って言った: 生後5ヶ月頃、シオンが朝「おはよー」と鳴きました。

人間そっくりな声で、同居人と顔を見合わせるほど。

猫は人間の言葉を真似して発音することがあるそうです。

それから3ヶ月「おはよー」がもっとはっきりしっかり言えるようになっています。

📖 詳しくはこちら: シオンが「おはよー」って言った


性格の変化

お迎え当初と現在で、シオンの性格も少し変わりました。

お迎え当初(生後2〜3ヶ月):

  • とにかく甘えん坊
  • 常に人の近くにいたがる
  • 一人で遊ぶことが少ない
  • お留守番が嫌い
  • 噛み癖がひどい

現在(生後8ヶ月):

  • 甘えん坊は変わらず
  • 一人で遊ぶ時間も増えた
  • 落ち着いて寝る時間が増えた
  • お留守番が苦手
  • 噛み癖は少し改善(まだ課題)

💡 成長とともに性格も変わる: 子猫から成猫になる過程で、性格も落ち着いてきます。

ただし、基本的な性格(甘えん坊、活発など)は変わりません。


よくある悩みと解決法

猫との暮らしの中で、困ったことも出てきます。シオンとの暮らしで経験した悩みと、試した解決法をご紹介します。

悩み1:猫砂飛び散り問題

問題: シオンは豪快に砂をかけるため、トイレの周りが猫砂だらけに。

毎日掃除しても、次の日にはまた散乱。

原因:

  • トイレが浅い(100均のプラケース)
  • 砂をかける力が強い
  • 小粒の猫砂は飛び散りやすい

試した対策:

対策1:深型トイレに変更

  • 100均のプラケース → 深型の市販トイレ
  • 効果:飛び散りが多少減った(完全には防げない)
  • 費用:約2,000円

対策2:大粒の猫砂を混ぜる

  • おから砂 → 小粒のベントナイトに大粒の紙タイプの砂を混ぜる
  • 効果:少し飛び散りが減った
  • 問題:シオンが大粒の砂を肉球でつかんで取り出して遊ぶ

📖 詳しくはこちら: 大粒猫砂で気づいた|シオンは手先が器用な子だった

対策3:多粒から普通サイズの猫砂に変更

  • ベントナイトに混ぜていた大粒の砂を普通サイズの紙の砂に変更
  • 取り出して遊ばなくはなったが、飛び散らしは再開。。。

対策4:自動トイレの導入

  • ブラックフライデーで自動トイレ購入
  • ドーム型+キャットステップで格段に飛び散りは減った

📖 詳しくはこちら: 自動トイレ1週間レポート

💡 学んだこと:

  • トイレの飛び散りは、多くの猫飼いさんが悩む問題
  • 完全に防ぐのは難しいが、工夫次第で軽減できる
  • 自動トイレは高価だが、排泄物の掃除以外の掃除の手間も減るので検討の価値あり

悩み2:噛み癖問題

問題: シオンは、遊んでいる時や甘えている時に、突然強く噛んでくる。

手や足を本気で噛むため、出血することも。

原因:

  • 兄弟と遊ぶ機会が少なかった
  • 噛む力加減を知らない
  • 遊びの延長で噛んでいる
  • お留守番などの寂しかった時間のストレスもある様子

試した対策:

対策1:噛まれたらすぐにケージへ

  • 強く噛まれたら、即座にケージに入れる
  • 5〜10分無視する
  • 「噛むと遊んでもらえない」ことを学習させる

対策2:おもちゃで遊ぶ

  • 直接手で遊ばない
  • おもちゃ(羽根つき棒、ネズミのぬいぐるみなど)を使う
  • 狩猟本能を満たす

対策3:「痛い」と声に出す

  • 噛まれたら、低い声で「痛い」と言う
  • 高い声は猫にとって興奮材料になるので、低い声で

対策4:獣医に相談

  • 去勢手術前の診察で相談
  • 獣医から「成長とともに落ち着くことが多い」とアドバイス

現状:

  • 最近は遊びで噛むのではなく、お留守番後の寂しさから噛んでいる様子で対応を変える必要あり
  • 成長とともに、少しずつ力加減を学んでいる様子

📖 詳しくはこちら: 第8話:噛み癖との戦い

💡 学んだこと:

  • 噛み癖は、一朝一夕には治らない
  • 根気よく教え続けることが大切
  • 成長とともに落ち着くことが多い

悩み3:夜中の大運動会

問題: 深夜、シオンが突然部屋中を走り回る。

ドタドタと足音がうるさく、眠れない。

原因:

  • 猫の習性(夜行性の名残)
  • エネルギーが余っている
  • 遊び足りない

試した対策:

対策1:寝る前にたくさん遊ぶ

  • 夜10時頃、30分ほどしっかり遊ぶ
  • 羽根つき棒で追いかけっこ
  • エネルギーを発散させる

対策2:寝る前にご飯

  • 遊んだ後、夜ご飯をあげる
  • 満腹になると眠くなる

効果:

  • 成長とともに、落ち着いてきた
  • 人間の方がだんだん慣れてきてしまい、足音がしても寝れるようになってきた

💡 学んだこと:

  • 猫の夜中の運動会は、多くの猫飼いさんが経験する
  • 遊びとご飯で、ある程度コントロールできる
  • 完全にはなくならないので、ある程度は諦めも必要

悩み4:爪とぎをしてほしい場所でしない

問題: キャットウォークに爪とぎを設置したが、シオンは全く使わない。

代わりに、椅子や絨毯、壁で爪をとぐ。

原因:

  • 爪とぎとして認識していない
  • 見慣れないもので、知っている匂いがしないため
  • 他に気に入った場所がある

試した対策:

対策1:シオンが慣れるまでそのまま放置

  • 壁には爪研ぎ防止シートを貼る
  • 爪とぎはそのままシオンが認識するまで放置

対策2:絨毯は安いものにする

  • 絨毯は諦めて安いもの、もしくは部分的に変えられるものに変更
  • これもデザインと思って諦める

効果:

  • 少しずつ使うようになってきた
  • 設置から数ヶ月後、ようやく使い始めた

📖 詳しくはこちら: 【続報】キャットウォークの爪とぎ、ついに使ってくれた

💡 学んだこと:

  • 猫はマイペース。焦らず気長に待つ
  • 人間の都合でいうことは聞かないので、こちらが困らないようにする
  • 素材や場所を変えて試してみる

悩み5:水遊びが好きすぎる

問題: シオンは水遊びが大好き。

洗面所や台所で水を出すと、すぐに飛んできて、頭から蛇口の下に突っ込む。

床がびしょびしょになる。

原因:

  • もともと水が好きな性格
  • 好奇心旺盛

対策:

  • 特に困っていないので、対策はしていない
  • 遊んだ後、床を拭くだけ

📖 詳しくはこちら: 水の音で飛んでくる猫|シオンの不思議な水好き

💡 学んだこと:

  • 猫によって好みは様々
  • 水遊びは好きだが、お風呂は嫌い。それも個性。
  • 困らなければ、そのままでもOK
  • むしろ、シオンらしくて可愛い

その他の困りごと

イタズラ:

  • 使用済みティッシュをゴミ箱から拾って遊ぶ
  • 対策:蓋つきのゴミ箱に変更、ゴミ箱を猫が届かない場所へ

爪切り:

  • シオンは抱っこが好きなので、しっかり抱っこしていればすんなりさせてくれます
  • 対策:リラックスしている時に、優しく声をかけながら切る

💡 シオンの爪切りエピソード: お迎えして2週間くらいの時、爪を切ろうと同居人に抱っこしてもらいました。

最初は爪を切られる度にもぞもぞしていたシオン。
でも、しっかり抱っこされているうちに眠くなってきたのか、次第にうとうとし始めました。

そして前足を切り終わる頃には、爪を切られながらぐっすり寝ていました。

安心して眠ってしまうほど、抱っこが好きなシオンです。

抜け毛:

  • 季節の変わり目は特に多い
  • シオンはブラッシングが嫌いなので、現在はお風呂で対応
  • 対策:お風呂で濡れた手で撫でて毛を取る、コロコロで掃除

💡 猫によって性格や好みは様々: 爪切りやブラッシングの対応方法は、その子に合った方法を見つけることが大切です。


猫との暮らしで大切なこと

シオンとの暮らしを通して、大切だと感じたことをまとめます。

1. 猫のペースに合わせる

猫はマイペースな生き物です。

人間の都合に合わせてもらうのではなく、猫のペースに合わせることが大切。

慣れるまでの期間、成長のスピード、性格、すべて猫によって違います。

💡 焦らない、比べない: 「他の猫はこうなのに」と比べない。 その子らしさを大切にする。


2. 困ったことは相談する

一人で悩まず、保護主さんや獣医、猫飼いの先輩に相談しましょう。

意外と、多くの人が同じ悩みを経験しています。

相談先:

  • 保護主さん(お迎え後も相談できる関係を保つ)
  • 獣医(健康面だけでなく、行動面も相談できる)
  • SNS(X、Instagramなどで猫飼いさんとつながる)
  • 猫飼い仲間(リアルでもオンラインでも)

3. 完璧を目指さない

猫との暮らしは、思い通りにいかないことだらけです。

  • 噛み癖が治らない
  • 猫砂が飛び散る
  • 夜中に走り回る
  • イタズラが止まらない

でも、それも含めて猫との暮らし。

完璧を目指さず、「まぁいいか」と笑える心の余裕を持ちましょう。


4. 猫との時間を楽しむ

困ったこともありますが、それ以上に、猫との暮らしは幸せなことばかりです。

  • 朝、起きると隣で寝ているシオン
  • 遊んでほしくて、おもちゃを持ってくるシオン
  • 膝の上でゴロゴロ喉を鳴らすシオン
  • 「おはよー」と鳴いてくれるシオン

毎日が癒しで、かけがえのない時間です。

💡 写真や動画を残す: 猫の成長は早いです。 今しかない瞬間を、写真や動画で残しておきましょう。


よくある質問

Q1. 保護猫は慣れるまで時間がかかると聞きましたが、本当ですか?

A. 多くの保護猫は、環境に慣れるまで時間がかかります。

ただし、シオンのように初日から警戒ゼロの子もいます。

猫によって性格は様々なので、その子のペースに合わせてあげてください。


Q2. 噛み癖はいつ治りますか?

A. 猫によって異なりますが、成長とともに落ち着くことが多いです。

シオンの場合、生後8ヶ月の現在、以前よりは改善されましたが、まだ完全にはなくなっていませんし、最近になって噛む理由も変わってきたようなので、よく観察してその時々に合わせて、向き合っていく必要があります。

根気よく教え続けることが大切です。困っているなどあれば獣医さんへ相談してみるといいです。


Q3. 猫砂の飛び散りを完全に防ぐ方法はありますか?

A. 完全に防ぐのは難しいですが、工夫次第で軽減できます。

深型トイレ、トイレマット、自動トイレなど、ご自身と猫ちゃんに合ったものを試してみてください。


Q4. 夜中の運動会をやめさせる方法はありますか?

A. 完全にやめさせるのは難しいですが、寝る前にたくさん遊んであげることで、ある程度コントロールできます。
シオンも運動会を頻繁に開催しますが、夜は寝る時間と理解もしているようなので、満足したら、ご飯を自分で食べて、私のベッドに来て一緒に寝ます。

猫の習性なので、ある程度は諦めも必要です。


Q5. 保護主さんへの報告は、いつまで続けるべきですか?

A. 保護主さんによって異なります。

私の場合は、お迎えから6ヶ月経った今でも月1回報告しています。

義務ではなく、シオンの成長を共有する楽しみとして続けています。

保護主さんによっては、正式譲渡後は連絡不要という場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。


最後に:猫との暮らしは、想像以上に幸せ

保護猫シオンを迎えて6ヶ月。

困ったこともありましたが、それ以上に、毎日が幸せで癒しに溢れています。

噛み癖、猫砂の飛び散り、夜中の運動会…。 でも、それも含めて、シオンとの暮らし。

猫との時間は、かけがえのないものです。

このページが、あなたと猫ちゃんの幸せな暮らしの参考になれば嬉しいです。

春紡(harutsumu)


関連リンク

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ダイジェスト版: 保護猫のお迎え初心者ガイド

シオンのお迎え物語: 第5話:警戒ゼロの子猫第6話:成長記録第8話:噛み癖との戦い

ブログトップ: harutsumu.Handmade


最終更新日:2026年1月15日

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