シオンと一緒に避難したい|リードに慣れる練習【第3回・完結】

はじめに:防災シリーズ最終回

防災シリーズ、第3回です。

今回は、リードに慣れる練習について書きます。
そして、この3回を通して考えたことを、まとめます。

最近、SNSで「猫にリードやハーネスをつけることは無意味」という声を見かけることがあります。

その考え方も、分かります。

でも、非常時のことを考えると、少し立ち止まって考えてみたいと思いました。
今回は、「非常時のためにリードに慣れておくメリット」という視点で、整理してみます。


「リードは必要ない」という考え方も分かる

まず、「リードは必要ない」という考え方を否定したいわけではありません。

普段、室内で暮らしている猫に、リードは必要ありません。

無理に外に連れ出す必要も、ありません。

「猫らしく、自由に暮らしてほしい」

その気持ちは、自然なことだと思います。

また、「猫はリードやハーネスから抜け出せるから無意味」という意見も、一理あります。
慣れていない猫が暴れれば、隙間から抜け出してしまうこともあります。

ただ、それはリードが無意味ということではなく、慣れていないから起きることでもあります。


でも、非常時は別の話

非常時は、話が変わります。

地震、火災、水害。

「突然、家を出なければならない」

そんな状況になった時、リードがあるとないとで多少なりとも安心感が変わると思います。

慌ててリードをつけようとすると

避難する時、人間も猫も混乱しています。

そんな中で、慣れないリードを初めてつけようとすると、こんなことが起きます。

  • 猫がパニックになる
  • 暴れて、隙間から抜け出してしまう
  • 無理につけようとして、猫がケガをする
  • 時間がかかって、避難が遅れる

普段から慣れていれば、こうしたリスクを大きく減らせます。

「抜け出せるから無意味」ではなく、「抜け出さないように、慣れておく」ことが大切だと思っています。


リードに慣れておくメリット

猫は、犬のように躾でリードに従わせることはできません。

でも、躾ができないからこそ、「慣れ」が大切だと思っています。

猫は、知らないものに対して本能的に強く反応します。

逆に言えば、「知っているもの」に対しては、反応が穏やかになります。

リードを「知らないもの」から「知っているもの」にしておくだけで、非常時の対応がずいぶん変わります。

①非常時に落ち着いて装着できる

普段から慣れていれば、緊急時でも落ち着いてつけられます。
「これは知っているもの」と思ってもらえるだけで、パニックになるリスクが下がります。

②猫のストレスが減る

知らないものをされることは、知っていることをされるよりもずっと怖い。
それは、猫も同じです。
リードの存在を知っているだけで、装着時のストレスは大きく違います。

③抜け出しのリスクが下がる

慣れていない猫は、リードをつけた瞬間に暴れることがあります。
その時の隙に、抜け出してしまいます。
「知っているもの」として受け入れてもらえれば、暴れる理由が減ります。

④避難所でのマナーにも繋がる

避難所では、猫をリードで管理することが求められる場合があります。
慣れておくことは、避難先でのトラブル防止にも繋がります。


洋服に慣れる練習も有効かも

ベストタイプのリードを使う前に、気づいたことがあります。

普段から洋服を着る練習をしておくだけでも、かなりストレスが緩和されるのでは?

ベストタイプのリードは、洋服に近い感覚。

だから、まずは洋服に慣れておけば、ベストタイプのリードも受け入れやすいかもしれません。

猫用の洋服は意外と身近に

猫用のリードは、ペットショップが小さいと取り扱いがないかもしれません。

でも、猫用の洋服は、最近はしまむらやホームセンターでも見かけます。

  • サイズ確認も兼ねて試せる
  • 価格も手頃
  • 気軽に始められる

「いきなりリードは難しそう」と思ったら、まずは洋服から始めるのもアリだと思います。

洋服を着るメリット:抜け毛対策にも

洋服を着ることには、もう1つメリットがあります。

避難所で毛が抜け落ちることを減らせる。

避難所では、猫アレルギーの方もいるかもしれません。
抜け毛が減れば、周囲への配慮にもなります。

「洋服を着せる練習」は、リード練習の準備にもなるし、避難所でのマナーにもなる。

一石二鳥かもしれません。


リードに慣れる練習・ステップ1

まずは、リードを見せる

いきなりつけるのではなく、まずはリードを見せる。

匂いを嗅がせる。
「これは危ないものじゃないよ」

そう伝えるところから。

シオンの反応

最初、シオンはリードを見て、興味津々。

匂いを嗅いで、ちょんちょんと触って。
「これ、何?」

そんな顔をしていました。


リードに慣れる練習・ステップ2

短時間だけ、つけてみる

次は、実際につけてみる。
でも、長時間ではなく、ほんの数分だけ
つけたら、すぐにおやつ。

「リードをつけられると、いいことがある」

そう覚えてもらう。
→という作戦を用意したハーネスで実施予定でしたが、このハーネス、犬猫兼用で…
 シオンにとって前足の稼働がうまくできないようで、つけた瞬間から大暴れ。
 写真のハーネスはここで一旦断念しました。

シオンの反応

上記のようなやり取りののち、結局私が希望するハーネスで猫専用は見当たらず。

はい!作りました。自分用のバッグインバッグを作るのに布やパーツを選定中だったので、同じサイトの中で可愛いバイアステープなどもあるし、布も前に首輪を作ったものがあるな…ということで。

で、出来上がり。つけてもらうと全然嫌がりません。

違和感はあるようなのでへっぴり腰でしばらく歩いていましたが、別に脱ぎたがる様子もなく。

おやつやご飯もこのまま普通に食べるし、おもちゃを出せばいつも通り駆け回ってジャンプして遊びます。

最初の市販品の時との落差が激しくて…ハーネスやリードを嫌がる子の中には犬猫兼用故に自分の稼働を阻害されていることが原因の子が一定数いるんじゃ無いかな、と思いました。

シオンサイズ+少し大きいくらいまで対応できる型紙なので、こちらはバックルの付け方と他微調整したら今後minneやbaseに置いておきます。
リードになる部分のみ市販品の伸びないタイプのものを別途ご用意いただく形になります。
※背中部分にスマートタグを入れられるようにしたいなと思うのですが、どのくらいご希望があるのかな?と気になるところです。


リードに慣れる練習・ステップ3

少し歩いてみる

リードをつけることに慣れてきたら、次は少し歩いてみる。

室内で、短い距離を。

無理に引っ張らず、シオンのペースで。

この、リードをつけて歩く。がシオンは全くできませんでした。
ただ、お散歩するわけでもなく非常時に脱走防止の1つの手段としてつけるものなので、リードをつけた状態で無理に歩くことはできなくてもいいかもしれないな、と思い直し、たまにハーネスのベスト部分のみ着せて過ごしてもらっています。


シオンの反応

リード練習を通して、シオンの色々な反応を見ました。

最初は嫌がった

あくまでシオンの場合です。

シオンはこれまでの経緯からも新しいもの、新しいことにあまり抵抗のない子です。

それでもやっぱり行動が阻害されるものはつけたときにすごく抵抗をして嫌がりました。

でも、シオンサイズにカスタマイズしたものは問題なかった

でも、シオンサイズにまた猫の前足から首への形に合うようにデザインして作ったものには
全く抵抗もなく、嫌がることもありませんでした。

また、割と私が作ったものに対してはほぼ抵抗がなく、なんなら最近は首輪は広げたら自分で頭を入れてくれるので、そういう意味でも、私が作っている。ということが慣れるのに手助けになったのだと思います。

少しずつ、慣れてきた

リードをつけて歩くことはできないですが、

非常時に嫌がらずにつけてくれたらそれでいいと思っています。
現状ハーネスは作ったものをより外れにくくするバックルとスマートタグを入れられるところをつけておけばいいかなと思っています。


焦らず、少しずつ

リードに慣れる練習は、焦らないことが大切です。

嫌がったら、無理強いしない。

ストレスを与えないように。

毎日ちょっとずつ、継続する。

数分でもいいから、続けることが大切。

うまくできたら、おやつで褒める。

「リードは嫌なことじゃない」

あとは嫌がったらリードやハーネスに問題がある可能性も考えてみてください。


防災シリーズを通して考えたこと

この3回を通して、色々なことを考えました。

「正解」はない

実家の猫は、もしもの時は置いていくという判断になりました。

シオンとは、一緒に避難する選択をしようとしています。
どちらが正解、ということはありません。

その猫に合った選択を、飼い主が考える。

それが、大切なんだと思います。

リードも、「使うかどうか」ではなく「備えるかどうか」

「猫にリードは必要ない」という考えも分かります。

でも、「備えておくかどうか」は、別の話だと思っています。

使わずに済むなら、それが一番です。

でも、「必要な時に、使えない」という状況だけは、避けたい。

そのために、少しずつ慣れておく。

それだけのことです。

準備は、今からできる

災害は、いつ起きるかわからない。

でも、準備は今からできます。

キャリーを選ぶ、グッズを揃える、リードに慣れる練習をする。

できることから、少しずつ。

完璧じゃなくてもいい

ケージ選びは、まだ決まっていません。

リードも、完璧に慣れたわけじゃありません。

でも、それでいい。

完璧じゃなくても、準備を始めることが大切。


これから続けていきたいこと

リード練習を続ける。
少しずつ、慣れてもらえるように。

グッズを見直す。
ケージ選びも、もう少し考えます。

定期的に見直す。
防災グッズは、一度揃えたら終わりじゃありません。
フードの賞味期限、シオンの体の大きさの変化。

定期的に見直して、更新していきます。


最後に:読者の皆さんへ

3回にわたって、シオンとの防災について書きました。

読んでくださって、ありがとうございます。

「猫にリードは必要ない」という意見も、理解できます。

でも、「非常時のために、慣れておく」という備えは、決して無駄にはならないと思っています。

もし、この記事が、ご自身の猫ちゃんとの防災を考えるきっかけになったら、嬉しいです。

読者の皆さんは、どんな防災対策をしていますか?

ぜひ、コメント欄で教えてください。

みんなで情報を共有できたら、もっと良い準備ができると思います。


保護猫お迎えガイドに追記しました

この防災シリーズの内容を、保護猫の初心者お迎えガイド に追記しました。

これから保護猫を迎える方、すでに迎えている方。

どちらにも参考にしていただける内容になっています。

ぜひ、読んでみてください。


おわりに

災害は、起きないでほしい。

でも、起きるかもしれない。

だから、準備をする。

シオンと一緒に、安全に避難できるように。

できることから、少しずつ。

これからも、シオンとの暮らしを大切にしながら、防災のことも考えていきます。

読んでくださって、ありがとうございました。


関連リンク:

※リード(ベストタイプ):

※リード(胴輪+首輪タイプ):


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